生産統括本部 生産技術部 東京技術グループ
工場内設備の導入、メンテナンス業務
大森 隆史 / Takashi Omori
2014年入社
日本大学 理工学部 物質応用化学科 卒業
INTERVIEW
Q.現在の仕事内容について
主に工場の設備導入業務、メンテナンス業務を担当しています。
一言で設備といっても、生産設備、制御ソフト、研究開発設備、インフラ、建屋など多岐にわたっていて、工場内の全ての設備に携わります。対象も国内工場だけでなく、海外工場やお客様の工場の設備を担当することもあります。
設備導入業務では初期検討から始まり、予算案の作成、発注、工事日程の調整、設置立会い、稼働までの一連の業務を担当します。各業務で社内の様々な部署や設備メーカー、工事業者等とやり取りを行い、より良い形での導入を目指します。
メンテナンス業務では工場が安定して生産できるように定期メンテナンスの計画、事前修理等を行います。また安全性や生産性を高めるための改善の検討を行ったり、機器の予備品管理なども行います。
Q.仕事をする上で大切にしていること
仕事をする上で大切にしていることは二点あります。
一点目はステークホルダーと良好な関係を築くことです。生産技術部の仕事は、様々な部署の方や社外の取引先と関わります。なるべく密にコミュニケーションを取り、相手がどうしてほしいのか、どうしたいのかを正確に受取り、設備仕様や工事の施工管理に反映させるようにしています。
二点目はなるべく疑問を持ちながら仕事をすることです。「なぜ?」「どうして?」と一呼吸置いて考えると、新たな解決策や対処方法を見つけられたりします。また、設備の故障が起きた際も、真の原因を探ることで、再発防止に役立てたり、新しい改善のヒントが見つかったりすることが多いです。
Q.大変だった・苦労したエピソード
滋賀工場のH棟のプラント工事を担当した時です。自分は生産設備を制御するシステムの設計を主に携わったのですが、システムの設計には設備だけでなく、製造方法や安全に関する知識も必要です。当時入社してすぐだったので、周囲の人から飛び交う専門用語や内容を理解するのにとても苦労した覚えがあります。
プラントが完工して最初の稼働日は初期トラブルなどの対応で夜遅くになったのですが、1ロット目のインキが出来上がってドラムに充填された時、とても感動した記憶があります。周囲の人と協力ながら進めて行くことにやりがいや、面白さを感じ、それが今の仕事のやりがいや面白さにも繋がっています。
Q.こんな人と一緒に働きたい/こんな人(先輩)が活躍しています
初めてのことや知らないことに興味や疑問を持てる人。
業務が多岐に渡り、扱う設備も様々です。最近では会社が新規事業に積極的に取り組んでおり、初めて見る機械や装置の担当することもあります。そのため、今でもまだまだ知らない事にぶつかりますが、そういう時に興味や探求心を持って臨めば、仕事にやりがいや楽しさを感じられると思います。
周囲の人たちは優しく教えてくれますし、自分も含めて知識ゼロからスタートして、仕事の中でスキルアップしてきた人が多いです。言い換えれば自身のやる気でいくらでもスキルアップできる職場だと思っています。
Q.この会社に入社を決めた理由
自分が考えていることを正直に話すことができ、またそれをきちんと受け止めてくれたことが大きかったです。
面接中も自分の正直な考えをきちんと聞いてもらえたこと。また自分が疑問に思う部分に対して気負いなく質問できる雰囲気だったことが決め手でした。
実際に入社してからも、職場は先輩や上司の方々と話しやすい雰囲気になっていて、仕事を教えてもらったり、報告、連絡、相談がしやすい環境の中で仕事ができています。
Q.学生のみなさんへのメッセージ
就職活動、正直大変だと思います。自分もESや履歴書の作成、会社説明会や面接のスケジュール調整、社会人との接し方など、やること、考えることが多くて苦労しました。ただ、社会人になって振り返ると就職活動を通じて身に付けたスキルは全ての仕事の基本になってます。今の頑張りは必ず経験値となって自分に還ってくると思うので、真摯に取り組んでみてください。
あとは、なるべく自分の価値観で絞り込み過ぎずに、視野を広げて臨んでみてください。身近にいる社会人に話を聞いてみるなど、方法は色々あると思います。私自身も別業界を志望中に少し視野を広げてみようと試みてからご縁があったのがサカタインクスです。皆さんが、自分の納得のいく企業と出会えることを願っています。
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