RECRUITER CONTENTS
A.N.
基本設計部 流力性能グループ
理工学府 機械・材料・海洋系工学専攻 修了
2020年入社
Hobby/カフェや図書館へ散歩、旅行
夢を語れる場であること。
それが今治造船を選んだ一番の理由でした。
Encounter with IMAZO
自分を動かしてきた「はやぶさ」への憧れ。
■私がモノづくりの世界に憧れるようになったキッカケは、高校生の時に「小惑星探査機はやぶさ」のバックストーリーを知った事でした。相次ぐトラブルを乗り越えて、小惑星への着陸から地球への帰還という前人未到のミッションをやり遂げたこと。それを実現するために、立場を隔てた多くの人や企業の協力があったこと。まずここに大きな憧れを感じて、スケールの大きなモノづくりを目指して機械工学科へと進学しました。
■当初は航空関連に進みたいという希望があったのですが、より大きなものを造れるという点で造船系を専攻。今治造船とは、就職活動時にお話を伺う機会を頂けたことがファーストコンタクトでした。実はその時のリクルーターの方との対話が、私が当社を選ぶ直接の理由になったのです。リクルーターの方は、私の大学のOBの方で、当時は商船の船装、特に居住区の設計を担当されていました。しかし会話の中で個人的な夢として、いつかは貨物を運ぶためのスペースだけではなく、純粋に人のために存在する空間を設計したい。具体的には、豪華客船の客室を設計したい!と強く語られていたんです。大きな組織の中にあってなお、自分がしっかりと夢を持って、その想いを人に語ることができる。そんな会社ってすごく魅力的だな…と感じて、今治造船への入社を決めました。

Works at IMAZO
もっと大きく、強くなる。つくるのは、未来。
■学生時代に学んだ流体力学関連の知識を活かすべく、現在は省エネデバイス・船型の開発業務に取り組んでいます。エネルギーを最も効率的に推進力に変換するために、船底やプロベラの形状はどうあるべきかを導き出すことが、ここでのミッションとなります。流体の解析を行うCFDシミュレーションでの作業に加え、実際に縮小模型を作成して実証データを取る水槽試験がメイン業務。水流の変化や誘導プロセスなど、実験ではシミュレータで想定できなかった事象にたびたび出会うことができて、非常に面白いですね。ちなみに実験で使うモデルはたびたび形状を変更して再利用する必要があるため、木材とロウ(パラフィン)で作られているんですよ。
■私の仕事は、残念ながらまだ具体的な成果には繋がっていません。これらはむしろ要素技術と呼ぶべきもので、実際の船舶に導入されていくのは5年先か10年先か、未来の話になってくると思います。その頃には自分も何かの領域で、周囲から認められるような存在でありたいですね。この仕事には様々な専門分野の知識や、特別なツールが必要となってきます。そしてそれらを扱う社内の先輩方には「これについてはあの人に聞け」といったスペシャリティを持っている方が大勢います。自分は出来れば、そんな個々の力を結集して大きな物事を動かす「コーディネイトの力」を磨いていければいいな、と考えています。そしてその後の自分の仕事で、小惑星探査機はやぶさのストーリーを追体験すること。これは現在も私の、大切な夢ですから。
Message to next
就職活動中の学生へのメッセージ
■今治造船は大手メーカーにありがちな、頭の固い会社ではありません。社内の風通しも良く、例えば「こんな仕事がやりたいです!」と強く願えば、それが叶う部署への転属にも応じてくれるような懐が深いところがあります。社員の働き方に対して理解があるというか、かなり柔軟な思考で対応してくれる会社ですね。ぜひみなさんも当社で働く機会があれば「自分がやりたいこと」を明確にして、その想いに正直な仕事をしていきましょう。それを貫いていけば、若くても夢への道は必ず開ける。今治造船はそんな会社です。
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