学生の受検負担を減らすために。
“品質のSEIKO”が選んだ
AI監視型Webテスト「TG-WEB eye」

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セイコーグループ株式会社

人事部 相模 咲子 様

2012年に入社、人事部へ配属。人材育成、ダイバーシティ推進等に携わり、現在は採用の主担当者として採用戦略の立案から推進まで手がける。

比類なき「品質」によって世界に誇るブランドを築き上げたセイコーグループは、採用活動においても高いマッチング精度を誇り、驚異の「三年以内離職率0%」を実現しています。その要因の一つとして挙げられるのが、適性検査です。同社ではコロナ禍において、「自宅でのオンライン受検」と「テストセンター受検」という2ステップで適性検査を実施してきましたが、学生へかける負担と、テスト実施のためのコストが課題となっていました。そこで2022年に導入したのが、オンラインAI監視型Webテスト「TG-WEB eye」。検査精度向上と学生への負担減の両立を目指す取り組みについて、人事部の相模様にお伺いしました。

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テストセンター受検の、学生への負担が課題に

ーまずは、貴社の人材採用における適性検査の位置づけについてお聞かせください。

セイコーグループはセイコーウオッチをはじめとする複数の事業会社の持株会社であり、少人数でグループ全体の方針を定めていく役割を担っています。そのため、事業会社と比べて採用人数が少なく、その分当社とマッチする人材を採用する必要があります。全てのエントリーシートを年齢・性別・役職の異なる複数の人事部員で確認することに加え、定量的な指標として重視しているのが、適性検査です。当社では職務適性などを判断する客観的な材料として適性検査を取り入れており、学生一人ひとりの受検結果を読み込み、選考は勿論のこと内定後のフォローや入社後の配属決定にも活かしています。

ー従来、適性検査はどのような手法で行われてきたのでしょうか。

適性検査は現状2回受けていただいています。1度目はエントリーシート提出と同時に、自宅のパソコン等からWebテスト形式で受検していただき、2度目はエントリーシート選考後に、各地のテストセンターにお越しいただき受検していただくという形式ですね。

ーなぜ2回に分けて適性検査を実施されているのですか?

Webテストは時間や場所を選ばずに受検できる利便性がある反面、不正の可能性がゼロとはいいきれず、公正性を担保するのが難しい面もあります。そこでエントリーシート選考で通過した方を対象に、改めてテストセンターで受検していただいています。テストセンター形式はWeb形式と比べて公正な環境で受検していただけるという利点があります。

ーそうした従来の適性検査について、どのような課題を感じられていましたか?

最大の課題は、学生にとっての負担が大きいことです。テストが2回あること自体もそうですし、テストセンターにお越しいただくための時間・金銭の負担が大きいのでは、という懸念がありました。私も地方出身だからわかるのですが、地域によってはテストセンターの受検会場が少なく、受検のためにお住まいからかなり遠方まで移動しなければならない学生もいらっしゃいます。「受検しやすさ」という点では、テストセンターは学生にとって公平ではないといえるかもしれません。そうした課題を感じていたときに知ったのが、Webテスト中にAIが受検者を監視し不正を抑止するTG-WEB eyeでした。

豊富な導入実績と高い精度に期待し、TG-WEB eyeを導入
ーTG-WEB eyeの第一印象はいかがでしたか?

ついにそういう時代が来たのか、というのが第一印象でした。私を含め採用チームのメンバーもAIを使った採用には慎重だったのですが、ご提案いただくうちに「当社でも導入する意義があるのではないか?」と考えが変わっていきました。

ーTG-WEB eyeを導入した決め手は何ですか?

先ほど申し上げた通り、もともと受検方法の異なる2回の適性検査を実施していました。学生のなかには「2回もテストを受けなければいけない」という理由で当社を敬遠する方もいるでしょう。TG-WEB eyeを使うことで、学生の負担を軽減し、公正性を担保したWebテストを実施できるなら、それで1本化するのがベストだと考えたのです。

ーTG-WEB eyeを導入するにあたって、不安な点などはありませんでしたか?

やはり最初は、「カメラで監視された状態でテストを受けること」に対する心理的ハードルが気になりました。しかし今の学生はオンライン面接や不正防止への理解が進んでおり、Webカメラの使用にあまり抵抗を感じていないという声も多いようです。また、最近はテレビのニュースや新聞などでもオンライン受検における不正が社会的な課題として取り上げられているので、AIによる公正性担保への理解も高まっています。さらにTG-WEB eyeは2021年の時点ですでに大手企業数十社への導入実績があり、高い成果が報告されています。AI監視を導入しても受検者数の減少は見られず、試験結果が信頼の置けるものであると聞き、安心して導入できると感じました。

ー最後に、TG-WEB eyeに期待することと、今後の採用活動への展望についてお聞かせください。

まずはテストセンターと同等の、公正性の高い受検結果が出ることを期待しています。それが実現できれば適性検査を1回のWebテストで済ませ、学生の負担も我々のコストも大幅に減らすことができ、採用活動をより実りの多いものにできるでしょう。当社は2021年に創業140周年を迎え、新たに「グループパーパス」を制定しました。それは「革新へのあくなき挑戦で、人々と社会に信頼と感動をもたらし、世界中が笑顔であふれる未来を創ります。」というもの。このパーパスの実現に向けて、今後は今まで以上に「革新・挑戦」というキーワードに共感し、その推進力となるような人材を採用していく必要があります。私たち採用チームも、引き続き新しい採用手法に挑戦し続けていきたいと考えています。

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