近年、ソフトウェアの進化には目覚ましいものがありますが、その一方で、ソフトウェアでは実現できないハードウェアの本質性能に改めて注目が集まっています。キヤノンのエレクトロニクス技術は、得意とする光学技術で培われたセンサー技術、高速伝送技術、信号処理技術など、高度で多様な技術群を有しており、それらの最適な組み合わせで実現される製品性能は、長年培われたレガシー技術と共に今なお進化し続けています。
　当プログラムではキヤノン製品に搭載される高速信号の動きを、シミュレーションによって可視化再現し、最適な設計(回路/基板)へと導く仮想検証技術の製品展開について、その業務の一端を体験して頂きます。シミュレーション・ツールの操作、解析結果の見方、修正方法(最適解)の考え方、シミュレーションによる確認、製品開発者との連携など、実際の業務に近い形で体験、解説いたします。

周辺機器事業本部が開発し、生産、販売しているレーザビームプリンタは、世界中のお客様にお使いいただき、世界シェアNo1を誇っています。
レーザビームプリンタで用いられている電子写真技術は電気・電子系や情報系だけでなく、機械系、光学系、物理系、化学系などの幅広い分野から成る技術です。製品の開発は、それら様々な専門スキルを持つ技術者とチームを組んで進められます。

電気・電子系の技術者はモータやアクチュエータを用いたメカトロ設計、電子写真プロセスを制御する高電圧電源設計、100V電源から製品のシステムを駆動する電源を安全に生成する低圧電源設計、レーザによる描画のためのレーザ走査露光設計、環境や紙種によらず安定した画像を生成するための各種センサ設計、またより速く綺麗な画像をユーザにストレス無く提供するために各ユニット全体を制御するSOC/ASICの設計等の様々な分野を担当しています。
また、情報系の開発者は、製品本体の動作を司る制御系組込ファームウェア開発をはじめ、製品と関連したアプリケーションソフトウェア開発、クラウドサービス開発、ビッグデータ解析等、プリンタシステム全般に渡るソフトウェア開発業務(仕様/設計/実装/テスト)を担っています。

今回のキャリア教育では、キヤノンの製品で使われている技術、及びビジネス環境を理解してもらうと共に、製品開発の設計現場（職場）やモノづくり現場（実験室）に入り込んで、ソフトウエア設計、電気設計の「技術」と「職場」を体感してもらうプログラムを用意しています。
ワークショップでは、実際のレーザービームプリンタ製品に触れながら搭載されている技術を学んだ後に、いくつかの技術課題を解決するアイデアを皆で考察するチーム活動を体験してもらいます。電子写真技術の「むずかしさ」や、そこにチャレンジする「おもしろさ」を感じるクリエイティブな刺激をリアルに体感頂けます。
技術者が実際に開発業務を行っている実験室、各種測定ルームを技術者の説明を交えての見学や、若手技術者との「座談会」を通じて仕事に関する疑問や社員の本音など、他では聞けないことも気軽に質問ができます。
技術を大切にする社風や働き方、そこで力を発揮する技術者たちをあなたも直接感じて見ませんか！

昨年のキャリア教育では、「仕事内容の理解だけでなく、キヤノンの風土、雰囲気を感じることができた」といった声を多くいただきました。技術者と現場で交流できる機会はこの1dayキャリア教育しかありません。技術者に直に接することで、きっとキヤノンで仕事をするイメージがより具体的になると思います。
皆さんの参加を楽しみにしております。

本1dayキャリア教育では、キヤノン製品の中核を担うイメージング事業（レンズ交換式カメラ/交換レンズ、コンパクトデジタルカメラ、コンパクトフォトプリンターや自動撮影カメラのようなニューコンセプト製品、また新時代の幕開けとなるMR/VRシステム製品）を通じてキヤノンのコンシューマービジネスの面白さや、技術革新、今後の事業展望について社員との交流や製品デモなどを交えてお伝えします。

カメラやMR/VR開発のデモンストレーションなどイメージング事業に関わる社員の働くイメージを少しでも感じてもらえればと思います。

参加する社員は、技術者として長く活躍するベテラン社員から、第一線で活躍する中堅・若手社員までと、多くの社員と交流できる機会です。気楽な雰囲気でみなさんが普段抱いている疑問、関心なども社員に聞いてみてください。
なお、現下の状況変化によっては予定している内容等をやむを得ず変更する場合があります。
予めご了承ください。

本1dayキャリア教育では、キヤノン製品の基盤を担う、映像/画像処理、AI/IoT、通信/クラウドのソフト開発を通じて、事業部とタッグを組んだ技術開発の楽しさや、今後の展望について社員との交流やデモを交えてお伝えします。
参加する社員は、技術者として長く活躍するベテラン社員から、第一線で活躍する中堅・若手社員までと、多くの社員と交流出来る機会です。気楽な雰囲気でみなさんが普段抱いている疑問、関心なども社員に聞いてみて下さい。

光学機器事業は、IoT、5G、AIなど最先端技術に必要不可欠である半導体を製造するための半導体露光装置や、スマートフォンなどに使用される液晶や有機ELディスプレイを製造するためのフラットパネルディスプレイ露光装置など、人々の生活や産業を根幹から下支えする装置群を有しています。
　1dayキャリア教育では、これらの製品群に欠かせない光学や精密技術など様々な技術職（製品開発者、フィールドエンジニア（※1））の業務内容について学ぶことができるプログラムをご用意しています。（開催地は光学機器事業のヘッドクォーターがある宇都宮事業所です。）

　当日は、事業や技術の紹介だけでなく、露光装置の製造工程や製品本体をご覧いただける工場見学ツアーを用意しています。
（クリーンルームにも入室します）
　また、技術者として働く姿を具体的にイメージしてもらうため、先輩社員との座談会も企画しています。
　スケールが大きな最先端ビジネスに興味のある方はふるってご応募ください！

フィールドエンジニア（※1）：世界各地に広がる顧客生産拠点で、コミュニケーションをベースに顧客装置の生産性向上をビジネスに繋げます。近年では装置の稼働データを機械学習等を用いて分析することによる新たな価値の創造に力を入れています。

本1dayキャリア教育に参加して頂く皆さんには、『デジタルプリンティングビジネスを支えるMFPハードウェア開発の醍醐味を味わってもらいたい、同時に、”働く自分をイメージできる” ようになってもらいたい。』
そんな思いを込めて以下の様なコンテンツをご用意しています。WEBでは知りえない魅力的な内容盛沢山です。
・今後の事業展望（世界的に市場の拡大が見込まれる商業印刷事業など）
・商業印刷商品＆オフィス商品の魅力をデモンストレーション
・設計したモノがカタチになる”ものづくり生産工程”でハードウェア開発の醍醐味を味わおう
・系統毎に開発業務を具体的にイメージしよう！毎年好評、先輩社員との交流会も！

第一線で”今”活躍中の若手・中堅から、ベテランまで幅広い世代のエンジニアが皆さんをお待ちしております。

インクジェットプリンターはキヤノンのオリジナル技術であるバブルジェット技術を中心に、情報系／機構系／電気系／化学系／物理系と様々な技術の集大成です。
今やインクジェットプリンターの技術は、家庭向け「PIXUS」にとどまらず、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」によるCAD印刷／グラフィックアーツ印刷、さらに産業向け印刷へと広く展開されています。
その全てのお客様が満足できるプリントライフスタイル／ビジネス環境を提供するために、開発部門では必要なあらゆる技術を創出しています。
一部を紹介すると次のようなものです。

・インクジェット記録方式のコア技術である、インク／用紙／印字ヘッドの開発
・シミュレーションを活用したプリンタ本体開発、およびコントローラLSI開発
・AIなど最新技術を駆使した画像処理技術の開発
・クラウドを活用してユーザーとキヤノンの繋げ、サービスを提供する基盤の開発

インクジェットプリンター事業の未来をのぞいてみませんか、あなたの未来が描けるかもしれません。
参加する先輩社員はベテランから中堅・若手まで第一線で活躍する社員ばかりです。